建設業許可アカデミー 第39回/全50回
はじめに
「公共工事に興味はあるけれど、何から始めればいいのか分からない。」
「建設業許可を取得した後は、どのような流れで公共工事を受注するのでしょうか?」
このようなご相談を多くいただきます。
公共工事は、建設業許可を取得しただけで受注できるわけではありません。
今回は、建設業許可取得後から公共工事を受注するまでの一般的な流れを、わかりやすく解説します。
公共工事受注までの全体像
公共工事へ参加するまでの一般的な流れは、次のとおりです。
STEP1 建設業許可を取得する
まずは建設業許可を取得します。
一定額以上の建設工事を請け負うためには、建設業許可が必要です。
STEP2 経営事項審査(経審)を受ける
公共工事への参加を目指す場合、多くのケースで経営事項審査(経審)が必要になります。
経審では、会社の経営状況や技術力などが評価されます。
STEP3 入札参加資格申請を行う
希望する国・都道府県・市区町村などへ、入札参加資格申請を行います。
審査を経て資格が認められると、入札参加資格者名簿へ登録されます。
STEP4 入札案件を確認する
発注機関が公表する入札情報を確認し、自社が参加できる案件を選びます。
工事内容や参加資格、施工場所などを確認し、入札への参加を判断します。
STEP5 入札へ参加する
入札書類を提出し、定められた手続きに従って入札へ参加します。
電子入札を採用している発注機関も多くあります。
STEP6 落札・契約
落札すると、発注機関と契約を締結し、工事を開始します。
契約内容や工期、安全管理などを確認しながら施工を進めます。
STEP7 工事完成・実績を積み重ねる
工事を適切に完成させることで、完成工事高や施工実績が蓄積されます。
これらは、将来の経営事項審査(経審)や次回以降の入札参加においても重要な要素となります。
公共工事へ参入するメリット
公共工事には、次のようなメリットがあります。
- 安定した受注機会を確保しやすい
- 会社の信用力向上につながる
- 実績を積み重ねることで、より大きな案件へ挑戦できる
- 民間工事とのバランスを取りながら経営できる
事業の安定化や成長戦略の一つとして、公共工事への参入を検討する会社も増えています。
よくある勘違い
「建設業許可を取得すれば、すぐに公共工事へ参加できる」
建設業許可だけではなく、経審や入札参加資格申請などの手続きが必要になる場合があります。
「一度落札すれば、次回以降も簡単に受注できる」
公共工事は案件ごとに入札が行われます。
継続的に実績を積み重ねることが大切です。
「公共工事は大手企業しか受注できない」
工事の規模や内容によっては、中小企業が参加できる案件も多くあります。
自社に合った案件を選ぶことが重要です。
行政書士からのワンポイント
公共工事への参入は、「建設業許可を取得すること」がゴールではありません。
重要なのは、
- 経審
- 入札参加資格申請
- 評点管理
- 更新や決算変更届
までを継続して管理することです。
適切な準備と継続的な手続きを行うことで、受注機会を広げることができます。
こんな方は一度ご相談ください
- □ 公共工事へ初めて参入したい
- □ 経審からサポートしてほしい
- □ 入札参加資格申請を依頼したい
- □ 評点アップも相談したい
- □ 建設業を長期的にサポートしてほしい
まとめ
公共工事へ参加するためには、
- 建設業許可
- 経営事項審査(経審)
- 入札参加資格申請
- 入札参加
- 落札・契約
という流れで進めることが一般的です。
計画的に準備を進めることで、公共工事という新たな市場へのチャレンジが可能になります。
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